在宅介護に関わるみなさまへ アンケートに答えて一緒に日本の介護を変えていきましょう

4月21日(金)、アンケート結果を
河野デジタル大臣にお届けしてきました!

河野デジタル大臣×前澤友作

アンケート調査の結果をもとに、河野太郎デジタル大臣と前澤友作が未来の介護業界について議論してきました。その中で、「民間企業と行政がスクラムを組むことで、現場の課題を解決していけるのではないか」という発展的な議論を行うことができました。また、チャットツールの普及による労働環境の改善や、排泄検知デバイスの活用による利用者のQOL向上の可能性についても注目されていました。

6,410名の方よりご回答いただきました
ご協力ありがとうございました!

アンケート参加者の内訳

在宅介護従事者・家族割合

今回のアンケートではご家族、在宅介護従事者それぞれ半分くらいの割合でご回答いただきました。

この貴重なデータは、私たちの今後の介護業界でのイノベーションに役立てさせていただきます。今回、回答を分析したデータの一部を公開いたします。

2つの調査結果と実態
2つの調査結果と実態

業務効率化に関する調査結果
by クラセル

在宅介護従事者の調査結果
在宅介護従事者の調査結果

効率化したい業務トップ3

1位

書類作成・
整理・保管

36%

1位

情報共有・伝達

22%

1位

シフト管理・調整

10%

みなさまに協力いただいたアンケートの結果、 上記3つの業務の効率化を望む声をたくさんいただきました。

1位
書類作成・整理・保管

やはり、どの在宅介護の職種でも「書類作成・整理・保管」にみなさま多くの課題を感じていました。

書類作成・整理・保管

とくに紙での作成・記録・保管に負担を感じている方が多く、早急にデジタル化が求められている分野です。
作成する書類の種類は多岐にわたるので、一つの企業だけではなく、行政や他企業とも連携しながら解決しなければならない課題です。

2位
情報共有・伝達

また、「情報共有・伝達」にも多くのみなさまが課題感を持っていることがわかりました。

情報共有・伝達

どのようなことに困っているか、更に詳しく見てみると、利用者ごとに記録や情報共有が必要な介護業界ならではの「情報共有・伝達」の悩みも多く見えてきました。

私たちも「情報共有・伝達」の効率化については注目しており、クラセルと協力して課題解決できないか考えているところでした。現場のコミュニケーションについても聞いてみたので詳しくみていきます。

電話の頻度は
どのくらいですか?

※他事業所と電話で会話する1週間あたりの平均回数
※発着信含む

ケアマネジャー

42

介護従事者

22

訪問看護

11

情報共有の要となるケアマネジャーは、他の職種に比べて電話頻度がもっとも多い結果となりました。

チャットツールの
使用頻度はどのくらいですか?

※チャットツールとは、LINEやChatworkなどのこと
※利用者家族や事業所間の連携での使用頻度

次に、実際に「情報共有・伝達」がどの程度デジタル化されているのか在宅介護に関わる職種のみなさまのチャットツールの使用率について見ていきました。

チャットツールの使用頻度グラフ

事業所間の連携にチャットツールをよく使用している人は、わずか5%で、ほとんどの連絡がデジタル化されていないことがわかりました。

LINEなどで使い慣れている人が多く便利なチャットツールですが、利用者のご家族の使用状況やご意見も聞いてみました。

利用者ご家族の調査結果
利用者ご家族の調査結果

介護従事者との連絡に
チャットツールを
使用していますか?

チャットツールの使用頻度グラフ

ご家族のみなさまも同じく介護従事者との連絡チャットツールを使用している人は、わずか6%という結果でした。

介護従事者との連絡に
チャットツールを
使用したいですか?

チャットツールの使用したい人グラフ

また、使用してみたいかどうかも聞いてみたところ、こちらはなんと84%の人が使用したいと思っていることがわかりました。上記の結果から、連絡手段としてチャットツールを使用したいが、できていないという現状がわかりました。

排泄に関する調査結果
by トリプル・ダブリュー・ジャパン

利用者ご家族の調査結果
利用者ご家族の調査結果

現在、排泄介助についての悩みはありますか?

排泄介助についての悩みグラフ

在宅介護を行なわれているご家族へのアンケートの結果、全体の2/3程度のご家族が排泄介助について何らかの悩みがあると答えています。
また、排泄介助は、介護の中で最も大変であると言われており、ご家族の負担が大きいです。

排泄介助について
どのような悩みがありますか?

1位

トイレの失敗

45%

1位

事後処理の負担

31%

1位

介助時間と回数

26%

みなさまに協力いただいたアンケートの結果、上記3つの悩みが排泄介助において大きな負担となっていることがわかりました。

1位
トイレの失敗

どのご家庭でも、漏れやおむつの心配など、「トイレの失敗」に対して悩まれていることがわかりました。

トイレの失敗

これまで、ご自身でトイレに行かれて いたご家族が介護が必要となり、トイレに失敗されてしまう姿は、ご本人だけでなく、ご家族にとっても負担であることがわかりました。
また、羞恥心から、トイレの失敗があるにも関わらず、本人がおむつを履いてくれないといった声もありました。

2位
事後処理の負担

漏れてしまった後の「汚れ」「臭い」「おむつ交換」など、事後処理についても多くのみなさまが課題感を持っていることがわかりました。

事後処理の負担

尿や便が漏れてしまうと、事後処理の作業に時間を取られるだけではなく、臭いや汚れなどから、肉体的にも精神的にも、多くのご家族が負担に感じられていることがわかりました。

トイレの失敗などを原因とした課題について、私たちも何とかこの課題を解決できないか考えているところでした。
これまでの漏れた後の対策である紙おむつ・尿取りパッドとは異なるアプローチで、トイレの失敗自体を防ぐためのソリューションとして、トイレのタイミングを事前にお知らせする排泄予測支援機器に注目しています。
排泄予測支援機器についても聞いてみたので、詳しくみていきます。

排泄予測支援機器が、特定福祉用具の販売種目に追加されたことを知っていますか?

排泄予測支援機器認知度

紙おむつや尿取りパッドによる失禁を防ぐ以外の手段として、排尿のタイミングを予測して事前にお知らせする「排泄予測支援機器」の存在自体や、排泄予測支援機器が特定福祉用具の販売種目として認定されていることを知っている方は、ご家族では10%程度であった。

排尿予測支援機器を
無料で試したいと思いますか?

排尿予測支援機器が無料で試せるとしたら試したいと思いますか?

「排泄予測支援機器が無料で試せるとしたら試したいと思いますか?」という質問に対しては、ご家族のうち50%程度の方が「わからない」と答えており、認知度も低くどういった使い方をすれば良いかイメージがついていないことが判明しました。

排尿予測支援機器が無料で試せるとしたら試したいと思いますか?

※わからないと回答した方を除いて集計

一方で、「わからない」と回答している方を除くと、80%超の方が「試したい」「積極的に試したい」と回答しており、排泄予測支援機器に対する期待感が表れています。

続いて、在宅介護のご家族をサポートする在宅介護従事者向けにも、ご家族と同様のアンケートを行いましたので、その結果について詳しく見ていきます。

在宅介護従事者の調査結果
在宅介護従事者の調査結果

担当しているご利用者で
排泄に困られている方は
どの程度いらっしゃいますか?

排泄介助についての悩みグラフ

在宅介護従事者へのアンケートでは、担当している利用者のうち排泄に困られている方は平均して37%と回答しています。ご家族向けアンケート結果では、63%が悩みがあると回答していたことを踏まえると、大きな乖離があることがわかりました。

排泄予測支援機器が、特定福祉用具の販売種目に追加されたことを知っていますか?

排泄予測支援機器認知度

排泄予測支援機器については、在宅介護従事者では、70%超の方に認識されており、ご家族の認知度の10%と比べると、一定以上の認知度があることがわかりました。

排尿予測支援機器を
無料で試したいと思いますか?

排尿予測支援機器が無料で試せるとしたら試したいと思いますか?

一定の認知度はあるものの、排泄予測支援機器を無料で試したい/提案したいかという質問については、「わからない」と回答される方が1/3程度いらっしゃいました。

排尿予測支援機器が無料で試せるとしたら試したいと思いますか?

※わからないと回答した方を除いて集計

一方、上記でわからないと回答した方を除くと、80%超の方が「試したい/提案したい」と答えていることがわかりました。
認知度は高く、試したい/提案したいと思っている在宅介護従事者が多いにも関わらず、利用者の排泄に関する悩みを正確に把握できていないことに加えて排泄予測支援機器の使えるケースを正確に把握できていないため、利用者への提案まではつなげられていない可能性があることがわかりました。

2つの調査結果と実態
抽出された多くの課題

在宅介護を行う上で困っていることを教えてください。

在宅介護を行う上で困っていること

ご家族のみなさまには多岐に渡るたくさんのご意見をいただきました。
その中でも、「仕事と介護の両立」や「認知症」「金銭面」での不安がもっとも多く見られました。

介護関連事業者のみなさまへ

介護業界でイノベーションを起こそうとする企業を、前澤が顧問的な役割でサポートします。ご要望によっては出資もさせていただきます。

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